五十嵐悠紀さん は現在、東京大学 工学系研究科 先端学際工学専攻 博士課程2年に在籍している。彼女はこれまでの研究成果で数々の賞を獲得してきた、いま注目のプログラマらしい.
http://www.acm.org/src/subpages/gf_entries_06/YukiMori_src_gf06.pdfの論文で注目され、
この論文では、ボリュームデータ(中身の詰まった3次元データ)の複雑な内部構造を解析するために、内部構造をよく表す断面を自動で提示する手法を提案している。
内部構造を可視化する研究では、半透明にしたり、等値面で表したりすることが主流であり、既存の断面生成システムでは、ユーザーの経験や知識を基に試行錯誤を繰り返して断面を指定するため、必ずしも内部構造の特徴を表せておらず、効率的でもなかった
ボリュームデータの位相的特徴をよく表した断面を自動的に抽出するシステムを開発、経験や知識のないユーザーにもボリュームデータの内部構造を解析することが可能となった。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/2005mito2/gaiyou/5-28.htmlのアイディアのはおもしろさで決定的になったと思う
コンピュータ上にマウスやペンタブレットでぬいぐるみをデザインすることで、コンピュータが自動で型紙を作成してくれる技術を研究。 素人がぬいぐるみを作る場合、市販のぬいぐるみキットや本の型紙を基に作るのが精一杯で、オリジナルのぬいぐるみを作りたいとき、完成図である3次元を想像しながら2次元の型紙をデザインすることは困難である。
それをコンピュータが支援し、自動で型紙を作り出し、ユーザーは3次的で思い描くものをコンピュータ上にスケッチすればよく、できた型紙は家庭用プリンタで印刷し、その型紙に沿って材料を縫い合わせればぬいぐるみが完成する仕組み。
学術的に新しいところは、常にシミュレーションを行いながら、ぬいぐるみにしかならないモデリング、ぬいぐるみモデラー(モデリングソフト)を作っていることです。つまり、モデリングとシミュレーションを融合して両方を同時に行うということです。
素人でも使えるインタラクティブなコンピュータグラフィックス(CG)、そのためのユーザーインターフェイス(UI)の研究に取り組んでいるそうで、3次元モデルからぬいぐるみやあみぐるみを作るものづくりに興味があり、作る過程で不可欠な教育も視野に入れて研究しているそうだ。
横浜国大の某女史に似ているが、好きなことをPG上で実現してしまうタフさがすごい.
人生においては収入よりも「好きなことができているかどうか」を重要視していきたいと考えています。生活のために必死になって働くのではなく、自分がやりたいこと、好きなことを楽しくやることができれば、それが一番ぜいたくであり、幸せだと思います。
この生き方には脱帽です.
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