2010年1月26日火曜日

Real Net

西垣通さんのネットとリアルを読んでいてReal NETに ぶち当たった

1)情報学的展開
Informatics turn
vs. linguistic turn
2) Informatic turn の特徴
生態圏の尊重
生命体の価値を尊重
   自分の置かれた現実をしっかり見つめる
3)Linguistic turnとは

ソシュールに始まる
  分節化
    人間的思考 は 言語に依存
 :) 言語に優劣はない

構造主義人類学
 :) 文化に優劣はない

        cf 言語論的展開
4)情報学的展開 が 可能な コンピュータ

   原型的すがたにもどって 考察
5)原型的すがた
言語:感情的共鳴が必須
群れ:意味を作る主体
  集団統制の仕掛けとして
     書かれた言語が必要 
            論理的な整合性を求める
コミュニティへの身体的共感
    ないと 生きていけない生物 
           =人間
6)身体的共感
音声には ある
   文章には ない
7)生命体の必須特徴
自律性を支える本質
  生きるとは “流れ行く時間 の中に投げ込まれる”こと

生命的思考    【ウィーナー】
  生物としての人間
 機械的思考 【ノイマン】
8)身体的共感を持った知  
  右脳を活性化するITが必要
集合知
  身体的共感をえる
    独立
    合理的思考
    行動する個人 
  を 支援する ネットワーク
           
  身体コミュニティが必須

コミュニティ支援
 気づき( awareness )がキー
サイバネティックスの拡大化
9)Auto poiesis
サイバネティックスの拡張
      有機機械
          臨調感 NGN:帯域減衰がない
Quoria

 vs Allow poiesis 他人

2010年1月22日金曜日

autopoiesis

歴史的背景が見えてきた.気になるのは バックにある 数学的モデルなのだが、1階述語論理体系表現内でできる理論モデルが可能と思えないのは、言語論展開に縛られているためか?

思考が言語論的に展開されるのに 身体的感覚のモデル化は可能なのだろうか?

位相数学モデルが必要なのだろうか?

2010年1月15日金曜日

Cloud化

 Googleの主張を裏付ける事実関係が明らかになるかはわかりませんが、こうした声明が出たこと自体だけでも、インターネットの歴史に残る大きな事件ということだけは確かだと思います。
 Googleの声明によるとサイバー攻撃で一部の情報が盗まれたそうですが、こうした事件があると日本ではクラウドは危ないという議論になりますが、一般の企業のサーバでは大規模かつ組織的なサイバー攻撃に耐えられるわけもなく、今回の騒動は結果的にむしろクラウドへの移行を進めることになりそう。

風がふくと**が儲かる風な話.

Swatch

茂木さんのブログから
 手首のかわりにズボンがこの数年、私は時計はSwatchをしている。
 デザインには、「ストライク・ゾーン」があって、イラストがたくさん入った、
かわいらしいやつを選ぶ。
 そうやって、買ったスウォッチが洗面台のところにたくさんあって、朝出かける時にどれにしよう、と選ぶ。
幻冬舎の大島加奈子さんが青いスウォッチを下さった。
ここのところ、それをしていて、成田空港でも、しばらくスウォッチを買っていない。
ただ単に自分の趣味に合っているからしているのであって、本当はしているのがばれるのが恥ずかしい。
だから、冬にセーターを着ている時には、そでをのばして隠してしまったりする。
スウォッチが気に入っている一つの理由は、プラスティック製で軽いからである。
重い金属の時計が苦手で、がちゃがちゃ手首に当たるのが好きではない。
スウォッチでさえ、時に手首についているのがわずらわしくなって、外してしまうことがある。
そんな時は、ズボンのベルトを通すところにスウォッチをつける。だから、時々、私の手首のかわりにズボンが
スウォッチをつけていることがある。
 先日、英訳で『三四郎』を読んでいて、swatchというのがもともと一般名詞として存在するということを知った。
swatch:a small piece of fabric used to show people what a larger piece would look or feel like
そのような意味ならば、「スウォッチ」というブランドのイメージとも符合する。
 私は20年来Swatchである.海外に行くと時計屋をぶらつくことがある.オーソドックスなものを買うが、色はブルー系が好きである.
 一時期事情で友人の時計を借りていたが、違和感を感じたのを覚えている.

2010年1月13日水曜日

Autopoiesis

 オートポイエーシス・システムの特徴として、次の4点である。(1)自律性、(2)個体性、(3)境界の自己決定、(4)入力も出力もない。
 アリストテレスが認識学習と行為表現のための重要な概念として「テオリア(観照・学問知識)、プラクシス(社会哲学・倫理学)、ポイエーシス(制作)」という3つのスコープを設定したが、そのうちのポイエーシスに注目して、そこにオート(自己)を接合させた造語である。
オートポイエーシスによるシステムの理解を要約すると次の通りである。
 システムの本性は動きの継続であり、「自己を形成する機構を含む機構」である。システム自体で作動を継続する機構を含み、かつ、生成プロセスをつうじて産出した要素は作動の継続のなかに巻き込まれている。
 システムの構成要素は「入力、出力関係」で決定されるのではなく、「作動の継続との関係」で規定される。
 システムの作動は、システムの意図やシステムの目的に依存することはない。システムの作動の継続がシステムの境界を規定し、あらかじめ「システムの内一外」を区分することができない。この範囲は、「システムの動きをつうじて固有化」し、連続的に変化していく。
 まじめに取り組むべき理論なのかも?

2010年1月12日火曜日

現実とリアルの狭間で

「期待と現実との乖離」が2010年における一番の失敗原因となる
 ソーシャルソフトウェアが成功するには、「取引相手」との間に良い関係を築き上げ、協力しあうことが必要不可欠である。企業と顧客、あるいは個人間の関係が良好なものになるかどうかは、プロセスと結果の双方に対する期待について両者が基本的に暗黙の、あるいは明示的な合意に至ることができるかどうかにかかっている。
 プロセスや結果について落胆するようなことがあった場合、さまざまな失敗の可能性が首をもたげてくる。こういった力学は人間の本性に根ざすものであるため、あらゆる種類の失敗の種となるわけである。

 西垣さんの”ネットとリアルの間”を読んでいて、一番は 現実 と リアル と言われている世界のGAPに驚いている.フッサールの認識の世界はリアルなのだろうか?

 

2010年1月11日月曜日

OS販売戦略

 WindowsでもMacOS Xは後方互換性重視。つまり古いWindowsやMacOS X用に開発されたアプリケーションでも新しいWindowsや新しいMacOS Xでも動くように考慮されています。
LinuxやBSDなどのオープンソース系のOSも増えましたし、Chrome OSのように無料配布を想定したOSも増えてきました。
最新のOSの価格はただ同然になっていくことが予想されます。

 発想を逆にして最新OSはただ同然で配布して、その代わり古いOSの販売・サポートで儲けるというビジネスモデル。Windowsでいえば、まず各Windowsで後方互換性はなくす、代わりにWindows 7は低価格で販売して、そのかわりWindows XPの販売価格・サポートは高く売るというのもの。
このビジネスモデルが成立するかというと、まずOSの機能向上が停滞気味であり、最新OSをお金を出してまで使いたいとは思えなくなっています。つまりユーザは最新OSの新規機能ではなく、過去のアプリを動かすための後方互換性にお金を出しているのではないかということです。
もうひとつはVMが普及すると古いOSは長く使われることもあげられます。
 いままではOSの寿命はハードウェアの寿命で制約されていました。PCはハードウェアの進化が早い代わりに古いOSでは新しいハードウェアでは動かないか、少なくても新しいハードウェアを使いこなせない。このためハードウェアの世代交代によりOSの世代交代が進みましたが、VMが前提の時代になると、ハードウェアの進化をVMが吸収してくれるので、古いOSが止める理由がなくなります。
 そうなると古いOSの販売・サポートは求められるし、むしろ古いOSの販売・サポートからOSベンダーが収益をあげられることは、OSベンダーだけでなく、継続的なサポートを得られる。
これに一番近い例はメインフレーム。メインフレームは過去のソフトウェアを動かすために存在しているような部分は否定できないわけですが、ユーザは既存ソフトを新しいコンピュータ向けに更新ができないという事情を抱えていますから、言い値で売れるわけで、実際、メインフレームの利益率は高いようですね。

 DBサーバとしての有効利用だったのだが、クラウド化されると 本当に存在が危うくなると考えていたら、プライベートクラウドを考え出して、中々しぶといものだと感心した

2010年1月10日日曜日

デペンダブルコンピューティングとAda

ディペンダブル (dependable 頼りになる) の定義は以下のものだ
Dependability  :== 

Threats  
 - Faults
 - Errors
 - Failures
Attributes
 - Availability
 - Reliability
 - Safety
 - Confidentiality
 - Integrity
 - Maintainability
Means
 - Fault preservation
 - Fault tolerance
 - Fault removal
 - Fault forecasting

A. Avi!ienis, J.-C. Laprie, B. Randell,
"Fundamental concepts of dependability," UCLA CSD Rep. 010028

意訳は以下のことらしい.

脅かすもの =
 
手段
 故障
 誤り
 障害
属性
 有用性
 信頼性
 安全性
 機密性
 完全性
 保守性
手段
 故障
 防止
 耐性
 除去
 予測

 安全・安心というキーワードが流行ったせいか、デペンダブルコンピューティングの研究者は多い.意外にミッションクリティカルなシステムを知らない.ミッションクリティカルな制御系システムを対象としたプログラム解析の研究をされている方に「解析対象のプログラミング言語はAdaですか?」と聞いたら、Adaは大昔に廃れた言語と強く一蹴。
 ミッションクリティカルなシステムの代名詞である航空機の制御系はAdaで開発している事例は多い。Boeingの旅客機もAirbusの旅客機も制御系はAda言語で書かれている部分が多いし、それは最新の787もA380でも変わらない
 
Adaは私が学生時代に 国防省の次期主要言語として華々しくデビューした【私も仕様書を読み漁った一人だ】が、システム開発と同じく、使用者にも難しく 限られた分野で使われてきた.

 年末に会った人からも Adaの完備性について 聞かされたが、安全性では 未だAdaしのぐ言語はでてきていない.
 Adaがでてきて、それを頂点として 言語は簡易版に移ってしまった気がする

2010年1月8日金曜日

モバイル戦略

 iPhoneに続く、黒船出現ですね。GoogleはNexus Oneの利用料金を新たな収益源と思っておらず広告用スペース、つまりカンバンだと割り切っているので怖い存在。
 Googleは広告収入をえるためにカンバンの数を増やすことを狙いカンバン、つまりNexus Oneの利用料金はどこまでも値下げしてくるでしょう。利用料金は無料になることも想定した方がいいかもしれません。収益モデルからみると広告代理店に近い業態の企業です。実際、Googleの収益のほとんどすべては広告料のはず。
 Googleは広告収入でも利用料金でもないもうひとつの収益モデルがあります。それはソフトウェアやコンテンツデータの販売で収益をあげるというもの。
 ここで問題はAppleの特許。AppleはiTunesストアのまわりで基本特許を固めており、Googleといえども特許をさけてソフトウェア・コンテンツ販売ビジネスができるかは見物ですね。Appleの強さは、B2Cの電子商取引の特許にあります。
 これから10年はIT分野は特許を含む知財の争いになっていくと思います。それが時代の流れならば生き抜くしかないのです。
 ネットワーク側のサービスで商品差別化する時代。「もの」よりも「サービス」に注力すべき。クラウドコンピューティングにしても、エンタープライズシステムの文脈で語られることではなく、家電製品や組込コンピュータの方がクラウドコンピューティングの影響は大きい。

2010年1月7日木曜日

Nexus One is better than an iPhone

Nexus One、結構いいかもですね。

Nexus One(というかAndroid)は基本的にOpen。第三者がブラウザ、アドレス帳、メーラーなどを作ることも可能。iPhoneのプラットフォームでは作ることが許されていないものもある(ブラウザとか)。
Nexus Oneのカメラにフラッシュがついている。iPhoneのにはない。
Nexus Oneの本体と、Bluetoothの充電器が共通。荷物が減る。
Nexus Oneではインストールされているアプリ一覧をアルファベット順に並べて見ることが可能。
Nexus Oneではアプリの申請が簡単。
Nexus Oneでは常にスクロールバーが表示されている。好みにもよるが、常に見えていて欲しいという人もいるかも・・・?
Nexus OneもiPhoneもFLASHを表示できない。 → Nexus OneはOKぽいです!(参考)
Nexus Oneではバッテリーの交換が可能!
Androidアプリは購入前に24時間の試用期間がある!

Nexus One

 Googleが満を持してリリースするだけあって、数あるスマートフォンの中でも非常に高い性能を実現しているほか、同社が提供する各種サービスに加えて、声を利用したテキスト入力が可能になるなど、まさにハイエンドといえる内容となっています。日本で「Nexus One」を発売するキャリアも推測できるようです。
  Googleの発表によると、同社初のスマートフォン「Nexus One」をアメリカで発売するそうです。価格はSIMフリーモデルが529ドル(約4万8500円)で、T-mobileとの2年契約モデルは179ドル(1万6400円)とのこと。
 「Nexus One」はOSに最新バージョンとなる「Android 2.1」を採用しており、携帯電話をインターネットと連動する本格カーナビとして利用できるようになる「Google Maps Navigation」や複数のGmailアカウントの利用、1万8000本のアプリケーションが収録されている「Android Market」にも対応しているそうです。
 ボイス入力によるGoogle検索や電子メールの作成に加えて、内蔵カメラで撮影した写真を3Dギャラリーで閲覧できる機能、動画をYouTubeにアップロードできる機能などを備えています。
 「Nexus One」のスペックですが、1GHzで駆動するSnapdragonプロセッサ、3.7インチワイドVGA(800×480)有機ELタッチパネル、720×480の動画撮影も可能なLEDフラッシュ付きオートフォーカス対応500万画素カメラ、IEEE802.11 b/g/n対応の無線LAN、GPS、Bluetooth、最大32GBまで対応したmicroSDメモリカードスロット(4GBのカードが付属)などを搭載しており、厚さは11.5mm、重さは130gとなっています。

春ごろの日本語端末を見てみたいものだ.

2010年1月4日月曜日

2010年に大きく伸びる技術

Erick Schonfeld さんの記事から


1 タブレット: 今年もっとも期待されている製品。美麗なAndroidタブレットがあり、まだコンセプトだけのがいくつかあり、“あの”タブレットがある…最後のApple Tabletは、タブレットといえばそれのこと、というデフォルトスタンダードになるかもしれない。
ラップトップ(==ノートパソコン)とiPhoneのあいだに、何かもう一種類コンピュータが必要だとしたら、それはタブレット以外考えられない。それが何であるにせよ、大前提は「Webがベース」ということだ。アプリケーションもデータもソーシャルな生活も、すべてWeb上に引っ越してしまった。タブレットは、そんな時代のニーズから生まれた、Web中心の簡素な製品であるはずだ。
デバイス化したWeb」。デジタルブックやWeb上の新聞や雑誌を読むための優れたeリーダーでもあるだろうし、ポータブルなWebテレビでもあるだろう。

2 位置情報: 携帯電話がGPSを搭載したこと+ソーシャルネットワークの普及+モバイルアプリケーションの絶えざる進化により、重要なアプリケーションはどれも、位置対応機能を持つことになるだろう。位置をソーシャルにブロードキャストする位置専用アプリだけでなく、Twitter、Facebookといったメジャーなアプリケーションがすべて位置対応機能や位置APIを提供するだろう。すでにTwitterはMixer Labsを買収して、そういうAPI(GeoAPI)の提供を最近開始した。

3 リアルタイム検索: TwitterやFacebook、MySpaceなどからリアルタイムのデータストリームをライセンスされたGoogleとBingは、さっそくリアルタイム検索を装備した。Google等はトウィートなどリアルタイムアップデートの検索結果における有効な扱い方を会得するだろう。また、Collecta、OneRiot、Topsyなどのリアルタイム検索専門サイトも、その得意技をさらに高度に磨き上げるだろう。そしてリアルタイム検索は、TwitterやFacebookなどにおけるナビゲーションの一形式になるだろう。もっとも重要な技術はリアルタイム検索とリアルタイムフィルタリングとの結合だ。それによりユーザは、最新の情報を入手するだけでなく、もっとも適切で正しい情報を入手できるようになる。

4 Chrome OS: 11月にGoogleが一瞬ちらっと見せたChromeオペレーティングシステムは、今年の後半にリリースされると思われる。Chrome OSはGoogleからのWindowsに対するもっとも至近距離からのパンチ攻撃で、Webアプリケーションの高速化に焦点を置いた本格的なOS製品だ。うわさではGoogleはすでにChromeネットブックを開発中で、それにはこの“Web OS”(Chrome OS)の実力を誇示する目的もある。タブレット機にもぴったりのOSだろう。

5 HTML5: Webの骨組みであるHTML(Hypertext Markup Language)はこのところ長年、次のバージョンを準備中だったが、それがHTML5だ。すでにFirefoxやGoogleのChrome(OSではなくブラウザ)はHTML5に対応している。これからはFlashやSilverlightなどのプラグインを必要としない(HTML5の実装本体が…これまでの静止画像等と同じく…当たり前のように動画を扱う)。HTML5にはこのほか、オフラインのデータストレージ、ドラッグ&ドロップなど、Webアプリケーションをデスクトップアプリケーションのように動作させられる機能がある。2010年にはHTML5の機能を隠し持ったWebサイトが増えるだろう。

6 モバイルビデオ: iPhone 3GSをはじめ、最近の“Webフォーン”はビデオカメラがあるから、ビデオをストリーミングする(送&受)アプリケーションが増えてきた。3Gではデータ通信もパワーアップするし、4Gでは本格的にブロードバンドになる(Verizonが次世代LTEネットワークの次段階として準備中)から、モバイルビデオもいよいよ本格化する。

7 拡張現実(Augmented Reality, AR): ケータイのカメラのもっともクールな使い方は、いろんなARアプリケーションと一緒に使うことだ。それらはカメラのファインダ上の現実の画面の上に、その場所や施設などに即したいろんな情報(ほかの写真、テキスト、トウィート、仕事のデータなどなど)をオーバレイする。TonchidotのSekai CameraやLayar、GraffitiGeoなどAR専門アプリだけでなく、今ではYelpのような“お店リビューサイト”もARを使っている。

8 モバイルトランザクション: 今のケータイは本格的なコンピュータなので、eコマースも十分にこなせる。2010年に一般的に普及すると思われるのが、ケータイ上でのショッピングの各種対話的処理と支払い処理だ。TwitterのファウンダJack Dorseyが最近創業したSquareは、iPhoneにクレジットカードを読ませる。その競合製品としてVerifoneやMophieがある。つまり各個人のケータイが(クレジット情報付きの)POSデータを送信して、ショップ側ではそのデータを販売管理やCRMなどの業務アプリケーションで処理するのだ。

9 Android: 昨年はVerizonのDroidをはじめ、Androidケータイの機種が20種類あまり発売された。あと数日でGoogleのNexus Oneが発売されるが、それはAndroidケータイとしては初めての、キャリアを特定しないアンロック製品となる(T-Mobileからキャリア補助金付きのも発売されるが)。AndroidはGoogleのiPhone対抗システムで、キャリアも実機も複数社になるため、大普及した場合にはデベロッパにとってきわめて魅力的だ。Androidのアプリケーションは今すでに1万本以上ある。もちろん今年はもっと増える。また、Androidを搭載した携帯電話以外の製品も、各種出回るだろう(たとえば前述のタブレット機)。

10 ソーシャルCRM: TwitterやFacebookで一般大衆に普及したソーシャルでリアルタイムなコミュニケーションツールが、今年は企業にも浸透していく。Salesforce.comが近く立ち上げるChatterは、TwitterとFacebookから汲み上げた企業データのリアルタイムストリームを、ビジネスのツールとして活用する。

CRMの時代はわかるが、以外はモバイルに時代になる.

2010年1月2日土曜日

iPhone 向けアプリ「TV モバイル」

TV バンク株式会社は、「TV&バッテリー」を持ち歩かずに Wi-Fi 経由でワンセグが楽しめる iPhone 向けアプリ「TV モバイル」を、近日中に提供開始することを発表。
「TV モバイル」は、iPhone で「TV&バッテリー」をリモート操作し、Wi-Fi があればどこでもワンセグ視聴が可能になるアプリ。
現在開発が完了し App Store へ登録申請中とのこと。

TVがあればと思ったのは私だけはなかった

クラウドコンピューティングの使い方

 どのような使い方が、効果的なのか、5つの可能性。

1.開発・テスト環境
  サーバーの仮想化とどう違うか?
  クラウドにあって、サーバーの仮想化にないもの=「オンデマンド・セルフサービス」と「システム資源のプール」
  開発・テストが必要になったとき、人手を介さずに、かつ必要量のサーバー資源をダイナミックに割り当てることができる仕組みである。

2.ピーク性の高いアプリケーション
 Webでのキャンペーンやオンライン販売などは、そのピークが予想できないことに加え、そのピークと定常時のギャップが、相当に大きなものになる場合、アプリケーションは、クラウド向きといえる。
 オンプレミスとの組み合わせにより、平時は社内システムを、負荷が大きくなりそうなときには、クラウドを使うことができる。

3.クラウドの課題を補完するサービス
 Google Appsを使えば、サーバーの所有に伴う一時費用や運用負担が軽減される。オフィース・アプリケーションであれば、可用性も基幹業務システムほどには必要ない。個人認証は、社内のサーバーですべて行い、社内で認証した結果だけを Google Appsに送りそこで認証。機密情報は暗号化して、社内のサーバーに残し、リンク情報だけをメールで送る。そうすれば、クラウドの良さを活かしつつ、その課題を解決することができる。
 地域や業界でサーバーを運用して、サービスを提供することも意味があるだろう。コストは高くなっても、人や設備に依存することがなくなれば、ユーザー企業のメリットも大きい。

4.クラウド・ブローカー
 クラウドによるサービスが多様化する中、ユーザーは、その選択や組み合わせに苦労する。そこで、ユーザーにとって最適な組み合わせを提案し、それを構築、提供する事業者が必要になる。このようなサービス事業者を「クラウド・ブローカー」と呼ぶ。システム・インテグレーターのクラウド版ということになる。
 今までのSIと大きく異なるところは、システム機器販売や環境構築の割合が、大幅や減ること。そして、システム技術力の価値が、相対的に小さくなることである。
 業務プロセスやアプリケーションにかかわる課題の整理、企画・提案といった、より上流に関わることができる能力が、求められるようになる。

5.デバイスの多様化を意識したアプリケーション・サービス
 クラウドの重要な特徴のひとつが、マルチデバイスである。ネットワーク・サービスを利用する上でのPCの利用頻度が大幅に減ったことは確かである。 法人をお客様としている多くのIT企業は、意外とこのあたりの感性が低いようだ。


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