2010年6月24日木曜日

Skype 開発キット  SkypeKit

 Skypeが開発者向けにソフトウェア開発キット(SDK)を発表。Skypeの命名ではSkypeKit。このSDKを利用してインスタントメッセージ、ビデオチャット等のSkypeを用いた通信機能を家電やコンピュータに組み込むことができる。今回発表されたSkypeKitを用いることでさまざまなメーカーが自由にSkypeを組み込めるようになる。SDKは、これまで内部で利用してきた仕組みと同様のものとゼネラルマネジャーのJonathan Christensenは言う。これまで公開していたSkypeのAPIより遥かに適用範囲が広く、ヘッドフォンなどのアクセサリにも組み込むことができるようになる。
 Linux版がリリースされ、WindowsとMac版も間もなく発表される予定。テレビ、デジタルフォトフレームなど、インターネットに接続するカメラおよび画面付き家電製品で、簡単にSkype機能を実装できるようになる。
 デスクトップアプリケーションでもSkypeの機能を組み込むことができるようになる。ただ今のところウェブアプリケーションで利用することはできない。Skypeアプリケーション自体のように、別プロセスとして立ち上げる必要があるようだ。
 Skypeの提唱するSILK audio codecが含まれている。標準の地位を獲得したいと狙っています」ということだ。
 SkypeKitの今後に目を向ければ、AppleのiOSやAndroid等のタブレットないしモバイルOSをサポートしていくという可能性が高そうだ。iPhoneには公式アプリケーションがあり、またAndroidにもサードパーティーによるアプリケーションがある。こうしたOSをサポートしていくこともさほど難しいことではないだろう。

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